 真空管電圧計正面
 製造銘板
 側 面
 背 面
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国鉄OBの方から旧「鉄道電機産業株式会社」製の真空管電圧計(通称「バルボル」)を提供されました。現在のデジタル電圧計とは全く違う趣で、昭和30年代の雰囲気いっぱいです。前面上部には、「高感度真空管電圧抵抗計」「TETUDODENKISANGYO.KK」と刻印してあり、製造銘板には 製品名「高感度真空管電圧計」形式「K2」、電源周波数「50/60c/s」、NO.「203」、電圧「100V」、消費電力「 VA」、昭和34年9月製造、「鉄道電機産業株式会社」とあります。(消費電力は空白でしたが、実測値は約13VAでした。)昭和34年といえば東海道新幹線以前であり、当時の信号関係で真空管電圧計 を使用する必要があったのは、A車すなわち「A型車内警報装置」の試験調整用ではないかと思われます。
地上装置の送信機には出力管にはかの有名なUY-807が使われ、ドライバー管には12AU7や12AX7が使われており、出力波形や受信波形の観測にはオシロスコープ が、送信機の出力電圧、電流や受信機の入力電圧、電流の測定には真空管電圧電流計が使われたのではないかと思われます。本機の主要な使用部品は、真空管が「12AX7(マツダ)」、が12AU7(NEC)、6X4(マツダ)、VRは昭和33年12月COSMOS RV24B10kΩY、コンデンサーは Nippon CHEMI-COM 350WV 20μ+20μSURGE400V、指針であるメーターは「TYPE CLASS2.5 TETUDODENKISANGYO.K.K」と刻印されています。
長年冬眠状態であったため、電解コンデンサー等の破壊防止のため、スライダックで徐々に電圧を印加したところ、辛うじて息を吹き返しました。如何せん、タップ切替のロータリースイッチが接触不良気味でメーターの指針が大きく左右に飛び跳ねることがありますが、一応電圧、抵抗の測定はできます。単一形乾電池は抵抗測定のための電源です。
ケースの底を見ると何かの測定架に収容して使用したと思われる嵌め込み金具がついています。新幹線の移動測定架の様なものにセットして使われた模様です。当サイトに紹介しています「TETUDENSANGYO.K.K製オッシロスコープ」と共に戦後の国鉄の近代化工事に一役買ったのではないでしょうか。 |
 内部構造1
 内部構造2
 内部配線
 真空管3兄弟
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